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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻8号

1955年08月発行

文献概要

原著

メチール・アンドロステンジオールの新生児発育書及ぼす影響(その2)

著者: 佐々木壽男1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.758 - P.764

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第3節MADの新生児窒素代謝に及ぼす影響
1.哺乳総窒素量
 窒素の平衡を検討するため乳汁の総窒素量をMacro-Kjeldahl法で測定した。初乳の総窒素量についてはCamerer等80),Engel等81),中村82)等の報告があり,著者の15例の検索では産褥第3日以降の値は略々一定(270.39〜374.62mg/dl平均318.54mg/dl)しており,殆んど個体差を見ず,上記諸家の報告と略々一致する値を得た。また牛乳の添加を要した児に於ては,該当牛乳についての実測値を求めて後述する窒素の平衡の検討に資した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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