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技術解説
鉛蓄電池の取扱いに就いて
著者: 安宅大刀雄1
所属機関: 1日本電池株式会社技術部
ページ範囲:P.363 - P.368
文献購入ページに移動(1)緒言
鉛蓄電池は安定した電圧特性を持ち,且つ充放電の繰返しによつて相当長期間の使用に耐える為に直流電源として欠く事の出来ぬものであり,医療,実験等の臨床の分野にも之が使用される事が尠くない。
しかし鉛蓄電池はその構造上,稀硫酸を使用する為かとかく取扱が敬遠され,又一般の電気機械と異り静的な電気化学機器である為に常に重要な化学変化を行つて居るにも拘らず,その状態が表面に現われる事が少なく取扱が等閑視され又困難視される結果酷使されて充分その性能を発揮する事のなくして寿命を終つて了う事も考えられる。
鉛蓄電池は安定した電圧特性を持ち,且つ充放電の繰返しによつて相当長期間の使用に耐える為に直流電源として欠く事の出来ぬものであり,医療,実験等の臨床の分野にも之が使用される事が尠くない。
しかし鉛蓄電池はその構造上,稀硫酸を使用する為かとかく取扱が敬遠され,又一般の電気機械と異り静的な電気化学機器である為に常に重要な化学変化を行つて居るにも拘らず,その状態が表面に現われる事が少なく取扱が等閑視され又困難視される結果酷使されて充分その性能を発揮する事のなくして寿命を終つて了う事も考えられる。
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