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文献詳細

雑誌文献

臨床検査1巻6号

1957年09月発行

文献概要

技術解説

滅菌法について

著者: 高橋昭三1

所属機関: 1東京大学医学部細菌学教室

ページ範囲:P.369 - P.373

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 一口に言うと,滅菌法は,あるものに附着して居る,又はあるものに含まれて居る枯草菌の芽胞を目標とし,それを殺す操作である。この操作によつて,すべての細菌,カビを殺す事が出来る。同じような言い方をすると,消毒法は,炭疽菌芽胞を殺す事を目標とした操作であり,これによりすべての病原菌を殺す事が出来る。
 滅菌を行う場合は,目的がいろいろであるが,培地材料の滅菌に際しては,取扱う材料が,血清からガラス器具まであるわけで,しかも後で菌を接種する事を前提とするから,滅菌後に材料の変質を残してはならないわけである。したがつて,方法の選択が行われるわけである。これを中心にして考えてみたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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