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文献詳細

雑誌文献

臨床検査10巻11号

1966年11月発行

文献概要

講座 臨床血清学講座Ⅳ

総論(4)

著者: 福岡良男1 安藤清平1

所属機関: 1東京医科歯科大学中央臨床検査部血清

ページ範囲:P.1134 - P.1142

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I.血清反応に用いる抗原・抗体・補体・試薬類
 血清反応に用いられる抗原,抗体,補体,ラテックス試薬,緩衝液が製品として市販されるようになり,検査に従事する人々の手数が非常にはぶけるようになった。
 補体結合反応を実施する日には朝早く出勤して,モルモットから採血し,自分で補体を作った経験のある年輩の技師の人々にとってはまるで夢のような時代である。しかしあまりにも便利になったために,現在検査に従事している人々の中には市販されている抗原,抗体,補体,試薬,緩衝液の中にはどのようなものが含まれているか,またどのようにしてつくられたものか,あるいは,これらのものの中に含まれている成分の意義を知らない人がかなりいるようになった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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