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文献詳細

雑誌文献

臨床検査10巻11号

1966年11月発行

文献概要

研究

錠剤による尿ウロビリノーゲン定性法の改良と半定量への利用

著者: 水田亘1 山道宏1

所属機関: 1神戸中央市民病院臨床病理科

ページ範囲:P.1169 - P.1170

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 尿のAldehydc反応をポリビニールアルコールを基材とした錠剤**上でおこない,その呈色反応の強さによって尿中Urobilinogenの定性分析を行なうSpot testをさきに発表した1)2)。その時倍数希釈尿をそれぞれ錠剤の上に順次滴下することによって半定量分析が可能であることを示した。しかしこの方法では尿の倍数希釈の操作を要すると共に希釈した数に応じた錠剤を必要とするなど改良の余地を残している。Spot testの定性値(正常,十,廾,卅陽性)がそれぞれ定量値としてどの範囲の濃度に分布しているかをしらべ,肉眼判定を客観化するため対比用色調表をつくると同時に,これによる定性値に半定量測定値としての意味をもたせることができるかどうかにつき検討し良好な結果をえた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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