特集 研究論文
病理学
文献概要
はじめに
悪性腫瘍の早期診断は,各分野において広く行なわれているがその中でも細胞診の普及,発達目覚ましく近年わが国でも盛んに応用されるようになり診断上重要な役割をはたしつつある。
細胞診が発達した理由は,検査材料が比較的容易に患者から採取され,また同一の検査を反復行なえることや判定が迅速に行なわれ,しかも診断適中率が高いことなどであるが,しかし,これも検査材料が新しくなくてはたびたび偽陽性や偽陰性を判断しかねない。最近ミリポァフィルターを用いて細胞を濾紙上に濾過しこれを染色する方法があるのでこれと従来の遠沈法による塗抹法との比較検討を以下に述べる。
掲載誌情報