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文献詳細

雑誌文献

臨床検査10巻8号

1966年08月発行

文献概要

特集 研究論文 生理学

肺機能検査法としての動脈穿刺術式について/「生理学」講評

著者: 佐藤邦男1 池田知栄子2

所属機関: 1北海道大学医学部山田内科教室 2国家公務員共済連合会幌南病院

ページ範囲:P.809 - P.811

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緒言
 近時肺機能検査が広く臨床的に活用されるとともに,動脈血液ガス分析も必須の検査法として施行されている。動脈血採取のための動脈穿刺術の技術的な問題に関してはComroe1),Garlach2),阿武3),高木4)らの詳細な記述があり,これらにしたがって経験を積み重ねることにより,患者に与える苦痛も少なく,短時間で確実に採血を終了することができるようになったが,われわれの病院では肺機能検査時ほとんど全例に運動負荷を施行している関係上,動脈針を相当深く挿入,固定する必要があり3),挿入が不完全な場合には,運動負荷中に採血が不能になることも起こってくる。
 われわれは動脈針を深く挿入する場合,従来と少し異なった方法を行なって確実を期しているので,この点について述べるとともに,2,3の注意事項を付言してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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