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特集 研究論文 精度管理
"正常値の平均"による臨床検査成績の精度管理,他
著者: 吉野二男1
所属機関: 1神奈川県立成人病センター検査科
ページ範囲:P.813 - P.819
文献購入ページに移動緒言
臨床検査の最近の動向として,正しい検査成績を提出することや,検査種日,ことに繁雑な手技を要するものの増加,加えて,さらに新しい検査術式の導入,検査機械の使用などと多忙をきわめているが,そのなかでも,検査成績の精度管理ということが検査室の中央化と,検査センターが各所にできつつあること,そしてその相互間の検査成績の差異をなくするなどの各方面の見地よりして益々その重要性が叫ばれている。
すでにある程度の規模をもった病院施設の検査室では精度管理が行なわれているがその方法としては,x-R管理図がもっとも広く応用されているが,これは,検体数の少ない検査室では,精度管理の重要性と方法は理解しているが,標準血清の入手やプール血清の作成などの難点がありまだ十分に行なわれていないようである。そしてその管理も臨床化学検査成績を主として行なわれているもので他の検査成績については方法もまだ確定しないものがある。
臨床検査の最近の動向として,正しい検査成績を提出することや,検査種日,ことに繁雑な手技を要するものの増加,加えて,さらに新しい検査術式の導入,検査機械の使用などと多忙をきわめているが,そのなかでも,検査成績の精度管理ということが検査室の中央化と,検査センターが各所にできつつあること,そしてその相互間の検査成績の差異をなくするなどの各方面の見地よりして益々その重要性が叫ばれている。
すでにある程度の規模をもった病院施設の検査室では精度管理が行なわれているがその方法としては,x-R管理図がもっとも広く応用されているが,これは,検体数の少ない検査室では,精度管理の重要性と方法は理解しているが,標準血清の入手やプール血清の作成などの難点がありまだ十分に行なわれていないようである。そしてその管理も臨床化学検査成績を主として行なわれているもので他の検査成績については方法もまだ確定しないものがある。
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