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胃がんの肉眼検査—初期の胃がんを中心として
著者: 佐野量造1
所属機関: 1国立がんセンター病理
ページ範囲:P.854 - P.855
文献購入ページに移動 初期の胃がんを肉眼的にわけると,次の3種の型が代表的である。(A)胃腔内に突出するがん。(B)胃壁を決潰するがん。(C)胃粘膜の表面に拡大するがん。これらの3種のがんは,それぞれ,発生した母地,進行した場合の浸潤や,転移の様式もことなっている。いままでの胃がんの型はかなり進行したがんについて記されてきたが最近は診断学のいちじるしい進歩で初期の胃がんの形態が把握できるようになった。ここで紹介するのは初期の胃がんの例である。
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