icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻10号

1967年10月発行

グラフ

肉眼標本の見方<5>—腫瘍(Ⅱ)

著者: 金子仁12

所属機関: 1東京第一病院病理 2日本医科大学病理

ページ範囲:P.692 - P.693

文献概要

 この項目では肉腫および良性腫瘍をのせる。肉腫は非上皮性悪性腫瘍であるが,その頻度は癌に比して非常に少ない。大体1/5〜1/10と考えてよい。肉腫は若年者に多く,癌腫が淋巴行性転移をするのに比して,血行性転移をすることが多い。淋巴行性に転移する場合もある。良性腫瘍はその名のごとく,予後は良好でそのままにしておいてもさしつかえないが,発生部位により障害を起こしたり,または悪性化(たとえば脂肪腫が脂肪肉腫になったり,腺腫が腺癌になったりする)を起こす場合がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら