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心電図の読み方
著者: 岸本道太1
所属機関: 1国立東京第一病院循環器科
ページ範囲:P.695 - P.697
文献購入ページに移動検査技師は心電図を上手に,きれいに記録するだけではいけない。検査技師も医療の協力者であることを自覚し,心電図の判読法を一通り身につけておく必要がある。特に救急を要するもの,すなわち急性心筋硬塞,発作性頻拍,完全房室ブロックなどの診断は記録と同時に行なうことが必要である。それは,このような心電図をみたさいにただちに医師に連絡し,処置に対する指示を仰ぐ必要があるからである。また,異常心電図の判読のためには正常心電図を充分に理解することが大切である。このような意味で正常心電図の定型的なもの,および急性心筋硬塞心電図,発作性頻拍,頻脈を呈する心房細動の4例を図示した。(本交715ページ参照)
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