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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻10号

1967年10月発行

文献概要

グラフ

交差適合試験

著者: 村上省三1

所属機関: 1東大病院輸血部

ページ範囲:P.698 - P.702

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 交差適合試験とは,どんなものであらねはならぬかは本文の解説を御覧いただきたい。要は諸外国では人命に関するもっとも重要な検査法として慎重に,厳重にやられているのに日本の現状はまだまだヨチヨチあるきに過ぎない。中には血液銀行でやらねばならぬことを止むを得ずやらされているのだと考えてすらいる不心得者がいる。交差適合試験は輸血をおこなう医師(医療機関)の責任に属する大切な検査である。また自分でおこなうにしても鋭敏度の低い血清法にしがみついて,しかも不十分な感作時間で切り上げているものがかなりあるようだが,これでは日本の患者は浮ばれまい。せめて酵素処理法の中でも時間のかからないブロメリン法位はとり入れたいものである。ここには血清法,ブロメリン法および間接抗グロブリン法をとり上げて図解することとした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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