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入門講座 生理
心音計の扱い方<1>
著者: 森杉昌彦
所属機関:
ページ範囲:P.745 - P.745
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各種の診断法が著しい進歩をとげている現在では,かつて医師のシンボルとまでいわれた聴診器の権威は地に墜ちたかに考えている人が少なくない。ところが,心臓の診断に関する限り,聴診器の占める位置は,昔よりもむしろ重要となっている。それ程,心音,心雑音は心臓および大血管における血行動態の変化を忠実に反映しているものである。しかし,人間の聴診能力には限界があるので,心音・心雑音について更に細かい検討を行なうために登場したのが心音計である。
各種の診断法が著しい進歩をとげている現在では,かつて医師のシンボルとまでいわれた聴診器の権威は地に墜ちたかに考えている人が少なくない。ところが,心臓の診断に関する限り,聴診器の占める位置は,昔よりもむしろ重要となっている。それ程,心音,心雑音は心臓および大血管における血行動態の変化を忠実に反映しているものである。しかし,人間の聴診能力には限界があるので,心音・心雑音について更に細かい検討を行なうために登場したのが心音計である。
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