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血液凝固検査<Ⅰ>—総論
著者: 藤巻道男1
所属機関: 1東京医大学臨床病理学
ページ範囲:P.178 - P.182
文献購入ページに移動 血液凝固に関する検査は,出血性素因の診断と,その治療効果を知るために必要であり,その測定法はしだいに標準化されて普及されつつある。
正常な状態において血液は血管内では流動性を保っているが,血管損傷あるいは採血などによって,血管外に出た血液は一定の時間で凝固して流動性を失ってしまう。この血液凝固の過程に異常があると,凝固がおこらなかったり,凝固に要する時間が遅延する。あるいは血管内において凝固し血栓を形成する。
正常な状態において血液は血管内では流動性を保っているが,血管損傷あるいは採血などによって,血管外に出た血液は一定の時間で凝固して流動性を失ってしまう。この血液凝固の過程に異常があると,凝固がおこらなかったり,凝固に要する時間が遅延する。あるいは血管内において凝固し血栓を形成する。
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