文献詳細
文献概要
研究
Oxyphen試験紙(新pH試験紙)の検討—ことにガラス電極pHメーターによる成績との比較
著者: 福井定光1 富岡和実1 山崎邦子2
所属機関: 1奈良県立医科大学第一内科 2近畿臨床検査センター
ページ範囲:P.219 - P.222
文献購入ページに移動ガラス電極pHメーターは案外時間と手間を要するものであり,しかも電極の撰定,試量に応じた電極の大きさや型の配慮,供給電極の周波数の変動による誤差,電極の経時的変化,電極の洗浄不十分による誤差,等々細心な注意の下に実施しなければかえって大きなエラーを生ずるおそれがある。その点pH試験紙による方法は精度においてはやや劣ることはいうまでもないが(pH精度0.2〜0.5),操作簡単でしかも大きなまちがいは少なく臨床検査としての要求は十分満してくれるものである。
掲載誌情報