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インフルエンザの迅速診断法—材料のつくり方と螢光顕微鏡所見
著者: 海老沢功1
所属機関: 1東大伝染病研究所内科
ページ範囲:P.240 - P.242
文献購入ページに移動 インフルエンザの診断にはウィルス分離,血清反応が主に用いられるがその結果がでるまでには普通10〜14日もかかり,患者は治っていることが多い。これでは臨床的にあまり役立たない。
螢光抗体を用いると1時間半〜2時間で診断ができ,1966年のインフルエンザBの流行では本法がきわめて特異的に診断に役立つことが確かめられた。以下に代表的な螢光抗体染色細胞所見を中心にして,材料のとリ方,螢光抗体の定量試験法などをのべてみたい。
螢光抗体を用いると1時間半〜2時間で診断ができ,1966年のインフルエンザBの流行では本法がきわめて特異的に診断に役立つことが確かめられた。以下に代表的な螢光抗体染色細胞所見を中心にして,材料のとリ方,螢光抗体の定量試験法などをのべてみたい。
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