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嫌気性菌の検査法(1)
著者: 赤真清人1
所属機関: 1国立予防衛生研究所細菌第二部
ページ範囲:P.253 - P.258
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ここでいう嫌気性菌とは,偏性嫌気性菌のことで,酸素の存在しない状態でのみ発育しうる菌の総称名である。一口に嫌気性菌といっても,菌種が変ると栄養要求や嫌気要求の程度が変り,検査術式も細かい点ではそれぞれに異なってくる。しかし,嫌気性菌という特別な名前はあっても,細菌であることには変りなく,検査法もその大綱は好気性菌のものと変らない。それゆえ,ここでは好気性培養と共通の部分は思い切って省略し,嫌気性菌に特殊な部分に焦点を合わせて説明する。
ここでいう嫌気性菌とは,偏性嫌気性菌のことで,酸素の存在しない状態でのみ発育しうる菌の総称名である。一口に嫌気性菌といっても,菌種が変ると栄養要求や嫌気要求の程度が変り,検査術式も細かい点ではそれぞれに異なってくる。しかし,嫌気性菌という特別な名前はあっても,細菌であることには変りなく,検査法もその大綱は好気性菌のものと変らない。それゆえ,ここでは好気性培養と共通の部分は思い切って省略し,嫌気性菌に特殊な部分に焦点を合わせて説明する。
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