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入門講座 生理
脳波計の扱い方
著者: 本間伊佐子1
所属機関: 1虎の門病院生理学科
ページ範囲:P.284 - P.284
文献購入ページに移動 脳波の解説書を読んだり,一通りの講義を聞いても,いざ脳波計を扱うとなると何かととまどうものである。実際には脳波記録をしながら重要なポイントを一つ一つ身につけていかなければならないが,2,3の注意点を簡単に述べる。
1)対象が患者きんであるということ:これは特に気むずかしい患者や泣きさけぶ小児である場合には,検者がいらいらしてしまうこともあるが,脳波検査は電気をかけるのでなく,痛みも何もない検査であることを十分に説明し親切にていねいに応対することが大切である。小児ではとくにあやしたり,母親に付きそわせたりして安静状態での記録をとることに努力する。どうしてもできない時は眠らせて睡眠脳波だけを記録することもある。自分が患者の身になって誠意をこめて忍耐強く行なえば,自づと気持が通じあい,きれいな正しい脳波が記録されるものである。
1)対象が患者きんであるということ:これは特に気むずかしい患者や泣きさけぶ小児である場合には,検者がいらいらしてしまうこともあるが,脳波検査は電気をかけるのでなく,痛みも何もない検査であることを十分に説明し親切にていねいに応対することが大切である。小児ではとくにあやしたり,母親に付きそわせたりして安静状態での記録をとることに努力する。どうしてもできない時は眠らせて睡眠脳波だけを記録することもある。自分が患者の身になって誠意をこめて忍耐強く行なえば,自づと気持が通じあい,きれいな正しい脳波が記録されるものである。
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