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私の工夫
梅毒ガラス板法,抗原浮游液の安定したつくり方
著者: 松橋直1
所属機関: 1東大血清学
ページ範囲:P.296 - P.296
文献購入ページに移動 現在ガラス板法抗原浮游液のつくり方は緩衝液0.4mlを広ロビンに入れ,ビンを机の上でまわしながら抗原液を六秒間で滴下し,さらに4.1ml緩衝液を加え,最後にはげしく振るのであるが,何分手で行なうために,その日その日によつてでき,ふできがあり,熟練を要する。
ことに抗原液を滴下する場合のビンのまわし方によって粒子が大きくもなり細かくもなる。
そこで私はビンを手でまわすかわりにサーモミキサーを使用したところ,粒子も細かく常に安定した浮游液を作ることができ以後浮游液を作りなおすようなごとは全くなくなつた。
ことに抗原液を滴下する場合のビンのまわし方によって粒子が大きくもなり細かくもなる。
そこで私はビンを手でまわすかわりにサーモミキサーを使用したところ,粒子も細かく常に安定した浮游液を作ることができ以後浮游液を作りなおすようなごとは全くなくなつた。
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