文献詳細
研究
文献概要
従来A群レンサ球菌の型別にはもっぱらLancefildのM沈降反応法が採用されてきているが,本法は技術上あるいは経済上難点が多く,今日でもなお普及がはばまれている。これに反してGriffithによって発見されたT凝集反応法はその後改良され,欧米各国でも再評価され,実用化の機運が起こってきた。筆者らは昨年1年間欧米各国との協同研究を通じて本法の実用性を認識し得たので,ここにその術式の概要をご紹介したい。
以下はイギリスのStreptococcus & StaphylococcusReference Labの術式である。本法による型別成績の実例については日伝誌を参照されたい。術式の解説に先立ち二,三の基本的な関連事項,すなわち菌体の構造,MとTの対応関係などについて略述する。
以下はイギリスのStreptococcus & StaphylococcusReference Labの術式である。本法による型別成績の実例については日伝誌を参照されたい。術式の解説に先立ち二,三の基本的な関連事項,すなわち菌体の構造,MとTの対応関係などについて略述する。
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