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特集 小児の検査 グラフ
小児の骨髄穿刺法
著者: 中山健太郎1 青木継稔1
所属機関: 1東邦大学医学部小児科
ページ範囲:P.617 - P.620
文献購入ページに移動 成人では,骨髄穿刺は主に胸骨で行なわれているが,小児では主として腰椎棘突起が用いられ,これが不都合のときは,腸骨稜が用いられる。15歳以下では棘突起の背縁は化骨せず軟骨性で,穿刺が容易であるからである。穿刺部位は一般には,第3腰椎の棘突起を用いる。下部胸椎および第1〜第4腰椎はすべて穿刺に適するが,生後1年以下では第4腰椎の骨髄の発達が不十分なので用いない方が良い。
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