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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻9号

1967年09月発行

文献概要

特集 小児の検査

小児骨髄像の特徴

著者: 中山健太郎1 青木継稔1

所属機関: 1東邦大学医堂部小児科

ページ範囲:P.625 - P.627

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小児正常骨髄像
 小児骨髄標本をみるにあたって,小児正常骨髄像についての認識が必要である。年令的差異があり,ことに乳児においてはいちじるしい。以下,小児骨髄細胞の形態学的特徴について若干の諸点をのべる。
1)裸核ないし胞体のせまいリンパ球様細胞がみられやすい。この傾向は,乳幼児に強く,分類上,リンパ球として数えられてはいるが末梢リンパ球とは異なる。小児期に多くみられるleucoblast型白血病の主細胞と非常に類似する点が多く,数の多いときは,同型白血病との鑑別に注意することが肝要である。また,リンパ球が幼若乳幼児なほど多く,年令の長するにしたがい,しだいに減少する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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