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文献詳細

雑誌文献

臨床検査11巻9号

1967年09月発行

文献概要

入門講座 各科共通

災害予防<2>—有機溶媒のあつかい方

著者: 内山照雄1

所属機関: 1日大医学部萩原内科

ページ範囲:P.683 - P.683

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 有機溶媒は合成有機化学あるいは分析化学などに広く応用されている。この中には脂肪族および芳香族炭化水素,ハロゲン化合物,アルコール,エステル,エーテルアルデヒド,ケトン,アミン,ニトロ化合物などの多数の化合物がある。臨床検査においても脂溶性物質の溶解や,ある種の物質の抽出などに用いられているが,有機溶媒の大多数が引火性であり,その上人体に対して毒性の強いものが多い点から,その取りあつかいには注意を要するものである。したがって有機溶媒のあつかい上留意すべき点は,まづ事故や災害に対する注意と,中毒作用に対する注意が主要なものとなるので,この点につき一般的なことについて述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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