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結核菌の薬剤耐性検査—特に間接法について
著者: 工藤祐是12
所属機関: 1結核予防会結核研究所 2付属療養所臨床検査科
ページ範囲:P.791 - P.796
文献購入ページに移動現在,わが国で最も広く用いられている日常検査法は,結核菌検査指針1)に記載されている方式であろう。これは卵培地を用いる希釈法であるが,世界的にも培地こそ異なるが,ほぼ同じような方法が圧倒的に多く採用されている。欧米の一部では,血清やアルブミン入りの寒天培地も用いられているが,液体培地は臨床検査にはほとんど使われていない。また結核菌の耐性検査は大部分が希釈法によって行なわれ,拡散法は日本やドイツのごく一部で用いられているにすぎない。
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