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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻11号

1968年11月発行

文献概要

入門講座 生理

超音波診断

著者: 中村紀夫1

所属機関: 1東大・脳神経外科

ページ範囲:P.814 - P.814

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 原理超音波は人間が音として聞くことのできる音波(可聴音波)よりはるかに高い周波数を持ち,密度の異なる2媒体の界を通過する時に,その境界面で一部が反射し,残りが通過する。そして超音波は指向性が鋭く,液体・固体を媒体としてよく伝達する。
 そこである方向に向かって発信された超音波の反射波を探知し,入射から反射して元の位置に戻るまでの時間を,ブラウン管オッシロの面の上に横軸上に距離として描記し,反射量を波型の大きさで示す。あるいは反射量を輝度変化に変えてブラウン管オッシロの面上に投影させ,しかも振動子をスキャンして断層撮影を行なう。前者がA-scope方式であり,後者がBscope方式である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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