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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻11号

1968年11月発行

文献概要

私のくふう

パラフィン包埋ブロックの接着作業に関する1くふう

著者: 松尾均1

所属機関: 1大阪府立成人病センター・病理

ページ範囲:P.824 - P.824

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 パラフィンの煙は,気道刺激,あるいは発癌性の問題など,人体に数々の悪影響をもっていると思われるにもかかわらず,今日なおパラフィンブロックの台木への接着作業は,火焔で熱したスパーテルや,高温に保った電気ゴテを使用しており,パラフィンからの煙の発生は避けられない。かりにスパーテルをパラフィンの融点より少し高めの温度にすると,煙の発生はみられないが,熱容量の少ないこれらのスパーテルは,温度が下がりやすく作業能率は著しく低下してしまう。そこで私は①煙を発生させず②多量の連続作業に対しても一定の温度が保て③しかも作業がしやすい構造であることを目標に,保健と作業能率向上とを考慮して,図のような器具を作ってみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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