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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻11号

1968年11月発行

研究

血糖測定法(オートアナライザーN9a)における2,3の検討

著者: 市田篤郎1 谷敷輝夫1 花田裕子1

所属機関: 1北大付属病院検査部

ページ範囲:P.839 - P.841

文献概要

1)オートアナライザーHoffmann法による,血糖測定に耳採血による全血を用いることが,実用上便利と思われるが,全血を使用することの妥当性について,検討を加えた。
2)全血を用いる場合,特に溶血液の種類による差異が,血漿の場合と相違する。われわれは全血0.1mlを0.5g/lフッ化ナトリウム加飽和安息香酸水溶液1.9mlに加えて測定している。
3)赤血球中の透析性還元物質の個体差は少なく,この影響は少ない。むしろ透析率の差に基づくと思われる要因により,血漿値が全血値の約107%高値を示した。
4)還元型グルタチオン,尿酸,クレアチニン,アスコルビン酸の本法における還元糖(ブドウ糖)相当値を明らかにした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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