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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻13号

1968年12月発行

文献概要

技術解説

心電図の電極の改良

著者: 案野剛輔1 三浦茂23

所属機関: 1東芝電気医用機器技術部 2東芝電気中央研究所 3東京女子医大放射線

ページ範囲:P.1069 - P.1074

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 エレクトロニクスの技術が医学に用いられてから,日進月歩の発展が行なわれた。この医用電子(Medical Electronics:ME)技術の根底となった生体電気現象の計測・記録は,増幅器・記録器などのハードウエアにおいて著しい進歩をとげ,企業的にも安定したものの,トランスデューサである生体電気現象の導出電極には,なお多くの問題が残され,近年,ME技術が診療面のみならずスポーツ医学・環境衛生医学に広く用いられるに至って,動的状態の被検査に用いうる電極が強く要求されてきた。
 臨床で用いる心電図は,患者に呼吸の停止を命じて体動を防げば,実用上差支えない程度に安定な記録が得られるが,負荷心電図は負荷中の記録がとれないので,心電計からリード線をはずして負荷をかけ,その直後に心電図を記録しなければならない不便があった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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