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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻13号

1968年12月発行

文献概要

入門講座 血清

免疫拡散法

著者: 松橋直1

所属機関: 1東大血清

ページ範囲:P.1085 - P.1085

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 抗原と抗体とを寒天.セルローズアセテート膜・シアノガムなどの支持体の中を拡散させ,ゆっくり沈降反応を起こさせる方法を免疫拡散法とよんでいる。この中で,抗原成分,または抗体を支持体中で電気的に泳動させ,展開した成分と抗血清または抗原と反応させて沈降線を観察する方法を免疫電気泳動法Immunoelectrophoresisとよんでいる。支持体の中でクロマトグラフィーを行ない,対応する抗体または抗原で分析する方法を免疫クロマイトグラフィーImmunochromatographyとよんでいる。あらかじめ支持体の中に抗血清を含ませておき,抗原の一定量をこれと反応させ,できる沈降輪の大きさを測定することにより定量を行なう方法,ことに平板寒天を用いる単純放射免疫拡散法Simple radialimmunodiffusionは,血清成分の定量に用いられ,日常検査も行なわれている。2,3のものを解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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