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自動血球計数器の普及により,血球計算の能率および精度は著しく向上した。現在,この分野で最も要望されているのは,精度管理のための標準血球浮遊液であるが,満足できるものを作るのは容易でない。本論文の製品は新谷和夫博士が試用されて,安定性のよい点,稀釈をしないのでそのための誤差や溶血のない点が優れていると考えられるので,まだ広く検討されてはいないが,特にここに掲載することになった。
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