icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻2号

1968年02月発行

文献概要

研究

各種白血球アルカリフォスファターゼ染色法の比較検討

著者: 三村一1 篠井格1 西下明1 山口司2 稲谷斉一郎2

所属機関: 1川崎病院内科 2川崎病院臨床検査部

ページ範囲:P.133 - P.136

文献購入ページに移動
まえがき
 白血球のアルカリフォスファターゼ活性(ALPase)の変動が血液疾患の診断に有用であることは広く認められている。たとえば慢性骨髄性白血病を類白血病反応,あるいは骨髄線維症と,また真性多血症を続発性多血症と鑑別可能である。
 白血球のALPaseが臨床診断に1応用できるようになったのはKaplow1)がいわゆるScoringを提唱して以来である。その後基質の進歩に伴いALPaseの細胞化学的検出には種々の方法が発表されている。したがって検査室でルチーンに本法を採用しようとする時どの方法がよいか選択に迷うことがある。われわれはその代表的な三つの方法を比較検討してみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?