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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻2号

1968年02月発行

研究

Auto Analyzerによる尿糖の定量法—SomogyiのNa2CO3法の応用

著者: 佐々木禎一1 佐々木茂1 池辺正1 永井龍夫1

所属機関: 1札幌医科大学附属病院中央検査部

ページ範囲:P.137 - P.139

文献概要

 スクリーニングを目的とした半定量も含めて,日常尿糖値を測定することはきわめて多い。その目的のための測定方法として,いわゆる試験紙を用いたDip and Read方式以外にも種々の方法が使われているが,いつれの揚合も信頼のおける値を迅速に出すことが大切な課題である。
 われわれも,種々の反応条件1),阻害物質の影響2),簡易法2)などを検討した結果,従来用いられてきたRavy―隈川―須藤の方法4)から,糖をNa2CO3水溶液中で加熱して生成する黄褐色〜暗コハク色の程度より尿糖値を知るSomogyiのNa2CO35)に切替え,多数の尿検体中の尿糖値の迅速定量に効果を挙げることができた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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