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文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻9号

1968年09月発行

文献概要

特集 成人病検査 カラーグラフ

ネフロンの形態と機能

著者: 矢島権八1

所属機関: 1日医大・病理学

ページ範囲:P.614 - P.615

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 ネフロンは腎臓の機能的単位で,形態的には糸球体と,これを入れているBowman嚢からなるMalpighi小体と,これに連なる尿細管系からなる。
 糸球体は,血漿から原尿を濾過する所で,複雑で特殊な毛細管系からなっている。尿細管は,この写真に示すような各部からなり,各部分の所在には一定の法則がある(本文663ページ参照)。各部分の細胞にはそれぞれ特徴があるが,ヒトの剖検例では,死後変化とか衰弱による2次的変化が加わるので,特徴とされているものが欠けていたり,変型したりしている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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