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特集 成人病検査 グラフ
短期人間ドック—聖路加国際病院の場合
著者: 編集室
所属機関: 1編集室
ページ範囲:P.617 - P.619
文献購入ページに移動 わが国に人間ドックが生まれたのは昭和29年で,それは誕生以来たくさんの人々に施されて,健康の評価,生活の指導に役だってきたが,当時の内容は7日間の日時と数万円の費用を要して,誰もが必ずしも入れるというわけにはゆかなかった。そこで昭和33年ごろ,聖路加国際病院でその簡略化の構想が練られ,半年の検討を経てほぼ目的を達したので,昭和34年,その構想を骨子とした短期人間ドックが日本病院協会と健保連合会の契約の下に出発した。その内容は2日間,1万円程度(当時の費用)にきりつめられ多くの働く人人が利用できるようになった。しかも簡便なために,繰返し受診することもでき,生涯の生活の指針とすることも可能となった。聖路加国際病院は,その発生の地であるだけに今日までに約5000人の人たちの検査を行なっている。
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