icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査12巻9号

1968年09月発行

文献概要

連載 連載対談・6

血液凝固異常についての対話<その6>—症例5 von Willebrand病

著者: 安部英1 天木一太2

所属機関: 1東大・吉利内科 2日大・第1内科

ページ範囲:P.690 - P.693

文献購入ページに移動
 天木症例5は,どこか外国からきた国連の代表が,出血性素因を示した。遺伝関係のほうからいうと,息子および娘に同じような変化があるから,女性にも男性にもくる遺伝性疾患らしいということがわかります。皮膚に紫斑ができやすいのですが,出血で困ったことはないというので,高度の出血性素因ではないということも老えられます。
 スクリーニング・テストが行なわれていて,ルンペル・レーデ試験陽性,出血時聞延長があります。凝固時間も延長していますが,血餅収縮は正常です。血小板は数も形態も変化がないようです。部分トロンボプラスチン時間ば,延長しています。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?