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カラーグラフ
悪性腫瘍の剥離細胞診断—固定染色の違いによる細胞核形態の差
著者: 山田喬1
所属機関: 1国立がんセンター研究所・実験病理
ページ範囲:P.10 - P.11
文献購入ページに移動 悪性腫瘍細胞の認識対象は,主として細胞核の形態に向けられている.しかし,細胞核の形態は,標本の乾燥・湿潤の違い,染色方法の差により著しく異なる。また,細胞の保存状態によっても変化する.それらの核形態の変化を十分理解せずに,限られた経験にのみ頼って細胞を判定するならば,思わぬ誤りをおかすことがある.
その1つの例として,染色液の差よりも,細胞を乾燥するか否かにより,いかに細胞核の形態が異なるかを示す(用いた細胞は,すべてマウスのエールリッヒ腹水癌細胞である).
その1つの例として,染色液の差よりも,細胞を乾燥するか否かにより,いかに細胞核の形態が異なるかを示す(用いた細胞は,すべてマウスのエールリッヒ腹水癌細胞である).
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