文献詳細
文献概要
技術解説
中枢神経の染色法
著者: 小出ツネ1
所属機関: 1虎の門病院病理検査室
ページ範囲:P.28 - P.32
文献購入ページに移動はじめに
中枢神経の染色法として,ふつうに用いられているいくつかの染色法を述べるが,染色の前段階として固定・脱水・包埋・薄切りなどの過程を経る時の注意事項を簡単に述べると,1)材料の十分なホルマリン固定—切り出した組織片は市販のホルマリンを水で6倍稀釈したものを用い,厚さ5mmのものを1週間から10日ぐらい固定すればよい(ふつうの大きさの組織片の場合).
2)十分な脱水—アルコール列は90%アルコールⅠ,95%アルコールⅠ,Ⅱ,無水アルコールⅠ,Ⅱ,Ⅲ,アセトンⅠ,クロロホルムⅠ,Ⅱ,Ⅲ,パラフィンⅠ,Ⅱ,Ⅲ,の13個の脱水瓶を用意し,1日ずつ入れて漸次濃度の高いものに移す.
中枢神経の染色法として,ふつうに用いられているいくつかの染色法を述べるが,染色の前段階として固定・脱水・包埋・薄切りなどの過程を経る時の注意事項を簡単に述べると,1)材料の十分なホルマリン固定—切り出した組織片は市販のホルマリンを水で6倍稀釈したものを用い,厚さ5mmのものを1週間から10日ぐらい固定すればよい(ふつうの大きさの組織片の場合).
2)十分な脱水—アルコール列は90%アルコールⅠ,95%アルコールⅠ,Ⅱ,無水アルコールⅠ,Ⅱ,Ⅲ,アセトンⅠ,クロロホルムⅠ,Ⅱ,Ⅲ,パラフィンⅠ,Ⅱ,Ⅲ,の13個の脱水瓶を用意し,1日ずつ入れて漸次濃度の高いものに移す.
掲載誌情報