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学会印象記 第15回日本臨床病理学会総会印象記
時宜をえたアイソザイムの臨床的応用/視野をひろめた仙台での2日間
著者: 屋形稔1
所属機関: 1新大・中央検査部
ページ範囲:P.48 - P.49
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昭和43年10月11-13日の3日間,杜の都仙台で第15回日本臨床病理学会総会が開催された.総会長は石戸谷豊助教授(東北大)である.本総会も年々隆盛をきわめ,演題数も年ごとにまし,昔を知る人にとっては今昔の感に耐えぬものがあるらしい.それだけにこの運営にあたる当番校の方々の苦労は並たいていのものではない.今年は,設備万端整った広々とした宮城県民会館を借りきって行なわれたが(写真),東北大中検はじめ関係者のゆき届いた準備,新機軸を出そうとする意欲,マナーなど,すべて一糸乱れぬチームワークでスムーズに進行し,参加者一同の深い感銘をさそうものがあった.
学会前の抄録を掲載する臨床病理補冊は,従来の形式を大きく破って1600字のタイプ印刷を提出させ,そのまま掲載する方法をとったが,これによって会員は発表前に,だいたいの内容を把握して,口演,壁発表に臨むことができ,討論もしやすかったため,非常に好評であった.提出時かなり煩雑性を伴うことで演題の激減も予想されたよしであったが,全然その傾向なく,会員の熱心もこれを成功せしめた一因と思われる.
昭和43年10月11-13日の3日間,杜の都仙台で第15回日本臨床病理学会総会が開催された.総会長は石戸谷豊助教授(東北大)である.本総会も年々隆盛をきわめ,演題数も年ごとにまし,昔を知る人にとっては今昔の感に耐えぬものがあるらしい.それだけにこの運営にあたる当番校の方々の苦労は並たいていのものではない.今年は,設備万端整った広々とした宮城県民会館を借りきって行なわれたが(写真),東北大中検はじめ関係者のゆき届いた準備,新機軸を出そうとする意欲,マナーなど,すべて一糸乱れぬチームワークでスムーズに進行し,参加者一同の深い感銘をさそうものがあった.
学会前の抄録を掲載する臨床病理補冊は,従来の形式を大きく破って1600字のタイプ印刷を提出させ,そのまま掲載する方法をとったが,これによって会員は発表前に,だいたいの内容を把握して,口演,壁発表に臨むことができ,討論もしやすかったため,非常に好評であった.提出時かなり煩雑性を伴うことで演題の激減も予想されたよしであったが,全然その傾向なく,会員の熱心もこれを成功せしめた一因と思われる.
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