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研究
Erythrotrol-Dadeの使用経験
著者: 黒川一郎1 後藤尚美1 植野佳子1 佐藤登茂子1 永井龍夫1
所属機関: 1札幌医科大学付属病院中央検査部
ページ範囲:P.77 - P.80
文献購入ページに移動検査の精度と能率の向上をはかる目的で,血球計測も器械計測に移行しつつあるのが現今の趨勢と言えよう.しかし他の臨床検査と同様,標準試料を用いて日常の検査業務をチェックする必要がある.
Dade社のErythrotrolはかかる目的のために作られたものであるが1),ミドリ十字社より本品の提供をうけたので,私どもが日常使用している東亜ミクロ.セルカウンターI型(以下東亜MCC)を用いて2,3検討してみた.本計数器の基本的検討については,私共がすでに発表したごとく2),容量検出方式を原理としているので,Coulter Counter等にErythrotrolを使用する時とは異なった態度を示すことも考えられたので,この点を特に注意して検討を行なった.
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