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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻1号

1969年01月発行

文献概要

質疑応答

寒冷凝集反応の際の血球浮遊液に

著者: 高田三貴也1 松橋直2

所属機関: 1上板橋病院 2東大医科研・血清

ページ範囲:P.91 - P.91

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 臨床検査法提要20版と23版では,その血球浮遊液の濃度が異なっています.遠心回転数と時間は同じですが,前版によると0.2%,後者は0.25%となっています.また,稀釈した血清(稀釈法も異なる)に加える量も0.5mlと0.1mlと異なります.各管の血球含量が同じになるかとおもったのですが,0.25%の時は0.041%,0.12%の時は0.1%となり,最終的血球含量が異なっています。反応の性質上このような差は別に問題ないとおもいますが,どうなのでしょうか.また,ASLOの場合の血球浮遊液の場合も日本栄養化学の説明書によると,2500回転51遠心沈殿し,5%浮遊液を作るとありますが,金井泉の臨床検査法提要23版には2%血球浮遊液となっています.この場合もどちらでも良いのでしょうか.また,血球の多少による反応に及ぼす問題点など,今後の血球浮遊液を作るうえに参考にしたいとおもいます.お教えください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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