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新しいカルシウムイオン測定法
著者: 奥田稔1
所属機関: 1順大臨床病理
ページ範囲:P.819 - P.820
文献購入ページに移動 ここに紹介するカルシウム電極は実用化されてまだ日が浅いが,これまで限外濾過法,透析法,超遠心法,クロマトグラフィー法などでは実測不可能であった混合溶液のカルシウムイオン活量を,微量サンプルで迅速,正確に測定する.すぐれた電位的測定法としてカルシウムイオン動態の研究に利用されており,またごく最近になって,臨床検査への応用を試みた報告もみられるようになった.その操作法も実に簡単で特に述べる必要はないようであるが,十分に使いこなすためには,若干の構造上の特徴の理解が必要と思われる.
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