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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻10号

1969年10月発行

文献概要

1ページの知識 生化学

ヨウ素法(Iodometry)

著者: 永井諄爾1

所属機関: 1九大・中検

ページ範囲:P.863 - P.863

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 前号で酸化還元法について述べたが,ヨウ素法はその1つである.ヨウ素は過マンガン酸カリウムなどに比べてより緩和な酸化剤であって,自分よりも酸化電圧の低いチオ硫酸ナトリウムなどを酸化するとともに,自分自身は還元されてヨウ素イオンとなる.また逆に,過マンガン酸カリウムやヨウ素酸塩によって酸化されてヨウ素となる.すなわちヨウ素は酸化剤として,ヨウ素イオンは還元剤として作用しうるのである.したがって,
I2+2e⇌2I-

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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