文献詳細
特集 血清学的検査—その本質と実際
感染症の血清反応
文献概要
細菌感染症の診断として始めて血清反応が用いられたのは,1896年Widalによる腸チフスの血清診断であった.それ以後70年の歴史を経てウィダール反応は現在もなお新たな種々の問題をもっている.
チフス症におけるウィダール反応以外に菌体抗原を用いた血清診断にはワイル・フェリックス反応が有名である.それ以外に多くの細菌感染症においてウィダール式の凝集反応による抗体の証明,すなわち血清診断が応用されている.
チフス症におけるウィダール反応以外に菌体抗原を用いた血清診断にはワイル・フェリックス反応が有名である.それ以外に多くの細菌感染症においてウィダール式の凝集反応による抗体の証明,すなわち血清診断が応用されている.
掲載誌情報