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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻12号

1969年12月発行

文献概要

特集 血清学的検査—その本質と実際 感染症の血清反応

菌体凝集反応,間接凝集反応

著者: 北浦敏行1

所属機関: 1大阪府立公衆衛生研究所微生物課

ページ範囲:P.1092 - P.1099

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 細菌感染症の診断として始めて血清反応が用いられたのは,1896年Widalによる腸チフスの血清診断であった.それ以後70年の歴史を経てウィダール反応は現在もなお新たな種々の問題をもっている.
 チフス症におけるウィダール反応以外に菌体抗原を用いた血清診断にはワイル・フェリックス反応が有名である.それ以外に多くの細菌感染症においてウィダール式の凝集反応による抗体の証明,すなわち血清診断が応用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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