icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻12号

1969年12月発行

文献概要

特集 血清学的検査—その本質と実際 リウマチ因子,自己抗体,補体

リウマチ因子の検査法

著者: 堀内淑彦1

所属機関: 1北大第2内科

ページ範囲:P.1120 - P.1125

文献購入ページに移動
はじめに
 リウマチ因子の検索は,1940年Waaler1)が補体結合反応の溶血系である,ウサギ抗体グロブリンを結合させたヒツジ赤血球が,慢性関節リウマチ患者の血清によって凝集することを見いだしたことから始まる.
 その後Rose2)がこの反応を慢性関節リウマチの診断に用いたのがWaaler-Rose反応であり,その後種々の変法が考案されている.しかしその本態は長い間不明であった.すなわちリウマチ因子は抗体であるかどうか,抗体だとすると,対応する抗原は何であるか,どのような機序で発生するか,リウマチ病変との関係はどのようなものかなどである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?