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特集 血清学的検査—その本質と実際 リウマチ因子,自己抗体,補体
リウマチ因子の検査法
著者: 堀内淑彦1
所属機関: 1北大第2内科
ページ範囲:P.1120 - P.1125
文献購入ページに移動はじめに
リウマチ因子の検索は,1940年Waaler1)が補体結合反応の溶血系である,ウサギ抗体グロブリンを結合させたヒツジ赤血球が,慢性関節リウマチ患者の血清によって凝集することを見いだしたことから始まる.
その後Rose2)がこの反応を慢性関節リウマチの診断に用いたのがWaaler-Rose反応であり,その後種々の変法が考案されている.しかしその本態は長い間不明であった.すなわちリウマチ因子は抗体であるかどうか,抗体だとすると,対応する抗原は何であるか,どのような機序で発生するか,リウマチ病変との関係はどのようなものかなどである.
リウマチ因子の検索は,1940年Waaler1)が補体結合反応の溶血系である,ウサギ抗体グロブリンを結合させたヒツジ赤血球が,慢性関節リウマチ患者の血清によって凝集することを見いだしたことから始まる.
その後Rose2)がこの反応を慢性関節リウマチの診断に用いたのがWaaler-Rose反応であり,その後種々の変法が考案されている.しかしその本態は長い間不明であった.すなわちリウマチ因子は抗体であるかどうか,抗体だとすると,対応する抗原は何であるか,どのような機序で発生するか,リウマチ病変との関係はどのようなものかなどである.
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