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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻12号

1969年12月発行

文献概要

特集 血清学的検査—その本質と実際 ホルモン検査

対談—ホルモン検査

著者: 鎮目和夫13 熊坂高弘2

所属機関: 1虎の門病院内分泌科 2東医歯大産婦人科 3東大

ページ範囲:P.1161 - P.1168

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内分泌疾患とホルモン検査
 鎮目昔は,病気の症状がだいたい出そろってから診断をつけていましたが,これからはだんだん症状が出そろわないうちに診断をつけなくてはならなくなってきた.内分泌疾患でも,いろんな症状が出そろわないうちに,血を採って調べてみるとか,尿を採って調べるとかして診断する.そして,その時期に治療すれば,患者さんが苦しまないで治るというようなことだと思います.
 ことに内分泌疾患は,昔は見ただけでわかるようなものが問題にされておりました.たとえば,バセドー病は日が飛び出して,喉がはれて,手が震えてくる.粘液水腫は顔が非常にぼやけた,へんな顔になってむくんでくる.末端肥大症は,末端が大きくなる.クッシング病は顔が丸くなって,胴体が太って,赤い筋ができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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