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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻4号

1969年04月発行

文献概要

技術解説

オートアナライザー—不調の原因と対策

著者: 野本昭三1

所属機関: 1信州大付属病院中央検査部

ページ範囲:P.305 - P.311

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 自動分析装置として,現在,市販または検討されているものには,AutoAnalyzerのほか,ロボットケミスト,クリノマック,ACシステム,日立など,数社からの製品があり,今後,しだいに一般に用いられていくものと思われるが,現状では,AutoAnalyzerが最も広く普及している.今回,特にAutoAnalyzerをあげて,その不調の原因と対策について述べることになったのも,そうした現状によるものと思う.
 AutoAnalyzerには,その機械購入時,装置についての説明書といっしょに,「故障と対策」という手引き書が添付されている.これは種々な故障について,その場所別に,故障・原因・対策を表にした基本的な手引き書であり,AutoAnalyzerの機構をよく理解した人であれば,一般には,この手引き書だけでじゅうぶんと考えられる.また,このほかに数種の解説書1-3)があり,運用にあたっての注意事項についても種々述べられている.したがって,ここでは,AA付属の手引き書にある基本的事項および他の解説にある事がらは,できるだけ重復をさけ,筆者がこれまで日常検査で遭遇した,ごく実際的な事がらについて述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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