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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻4号

1969年04月発行

文献概要

主要疾患と臨床検査・4

腎疾患と臨床検査(1)

著者: 波多野道信1

所属機関: 1日大・第2内科

ページ範囲:P.320 - P.324

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 腎疾患の疑いがあれば,型のごとく尿検査を行なうのが普通である.そして,それ以後の検査は操作の簡単なものから複雑なものに向かい,また患者の負担の軽いものから重いものに向かって必要に応じて進められていくのが普通である.また腎疾患の診断が明確にされた後は,その疾患の進行速度や病態を知るうえに,それぞれの患者で必要に応じて種々の検査が日を追つてなされるのが普通である.なぜなら,かかる経時的な検査を行なわないかぎり,治療方針や予後の決定に明確な方法をとりえないためである.
 腎疾患における臨床検査の進め方としては,さきに述べたように,操作の簡単なものから漸次むずかしいものへ進むのであるが,大多数の場合は,次の順序に従って検査を進めるのが最も普通である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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