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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻4号

1969年04月発行

文献概要

論壇

標準液

著者: 藤井暢三1

所属機関: 1女子栄養大

ページ範囲:P.334 - P.335

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標準液の必須条件
 容量分析によって,量を測定するにあたっては,ファクターの定まった規定溶液,すなわち正確な一定の当量濃度溶液が,必要であるように,光学的に比色することによって,量を測定するには,正確な一定濃度の基準になる溶液が,必須である.あるいは,一定濃度のこれにるいする溶液を,すべて,標準液と総称している.ゆえに,標準液は濃度が正確であって,そのうえ,できるだけ安定で,変化しない性質のものであることが望ましい.もちろん,その溶質である標準試薬そのものは,最も純化された品質のものでなければならないことは,いうまでもないことである.
 さて,日常,臨床化学検査に従事していて多忙なものにとっては,信頼性の高い,使用に便利な標準液が与えられると,日々の業務の能率のうえに,どんなによいかわからない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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