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研究
オートアナライザー比色部(tubular flowcell)の利用による超微量比色の試み—血清ビリルビン分別定量への応用
著者: 菱本恒温1 柿本称生1 出井勝重1
所属機関: 1国立京都病院研究検査科
ページ範囲:P.353 - P.354
文献購入ページに移動筆者はオートアナライザー比色部を,日常の自動分析器としての使用から,簡単な切り替え操作によって,比色液量0.2mlを十分比色できる超微量比色計としての利用を案出し,さらに,サンプラー,プロポーショニングポンプ,レコーダーの利用による半自動化,超微量比色を実用化した.最初の試みとして,血清ビリルビン分別定量に使用し,直接,総ビリルビンならびに各盲験用に血清20λ,すなわち1回使用血清量0.005ml (5λ)の超微量化ができたので,その概要を説明する.
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