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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻6号

1969年06月発行

文献概要

主要疾患と臨床検査・6

糖尿病と臨床検査

著者: 伊藤徳治1

所属機関: 1虎の門病院内分泌科

ページ範囲:P.494 - P.498

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 糖尿病を放置すれば,一部のものは短期間のうちに糖尿病性昏睡に陥って死亡し,他は合併症のために寿命が短縮しあるいは社会生活上重大な支障を生ずることが多いが,現在,これを根治させる治療法はない.したがって,今日,糖尿病患者を診療する目的は,第1に,最も恐るべき糖尿病性昏睡による死亡を防ぐこと.第2に,糖尿病にみられる諸代謝異常を正常化し,この状態を一生つづけること(これをよいコントロールをつづけるという).第3に,これによって糖尿病の合併症を予防し進行をくいとめ,あるいはおくらせる二とである.診療に必要な臨検床査も,これらの目的に応じて分けられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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